概要
簡易計算機は、基本的な計算を実行するためのプログラムです。
ユーザーが2つの数値と1つの演算子(加算、減算、乗算、または除算)を入力し、その結果を表示します。
例)2つの数値(1と2)を入力、1つの演算子(+)を入力すると、計算結果として3が表示される。
このような簡易計算機のプログラムを作成してみましょう。
簡易計算機手順
- マクロの開始
- Excelで新しいマクロを作成します。VBAエディタを開き、新しいモジュールを挿入します。
- 変数の宣言
num1
とnum2
(両方ともDouble
型)- ユーザーが入力する2つの数値を格納します。
operator
(String
型)- ユーザーが入力する演算子(
+
,-
,*
,/
)を格納します。
- ユーザーが入力する演算子(
result
(Variant
型)- 計算結果を格納します。
Variant
型を使用するのは、結果が数値またはエラーメッセージ(文字列)のいずれかになる可能性があるためです。
- ユーザー入力の取得
InputBox
関数を使用して、ユーザーからnum1
、operator
、num2
の順に入力を受け取ります。
- 計算の実行
Select Case
ステートメントを使用し、入力されたoperator
に基づいて適切な演算を行います。- 各ケース(
+
,-
,*
,/
)で、対応する演算をnum1
とnum2
に適用し、結果をresult
に格納します。 - 除算の場合(
/
)、num2
がゼロでないことを確認するための追加のチェックを行います。ゼロによる除算を試みると、エラーメッセージをresult
に設定します。
- 結果の表示
MsgBox
関数を使用して、計算結果(またはエラーメッセージ)を表示します。
- マクロの終了
- マクロのコードはここで終了します。
入力画面、結果表示画面のイメージ
エラー画面